こんにちは!Ronです。
あなたは今、会社からもらっている給料に満足していますか?
1年間すべてを仕事に費やして、毎年いくらずつ昇給していますか?
お金や時間を気にせず暮らすのは、ごく一部の富裕層の特権・・・と思っていませんか?
しかし、資産の持ち方を変えれば、お金と時間にゆとりをもつことは不可能ではありません。
具体的にどうすればいいのか、キャッシュフローをキーワードに考えてみましょう。
今日は4つの働き方「ESBI」についてです!
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なんで給料は少ないのだろう?
ある統計では、今の給与に満足している人は全体の「27%」、残りの「73%」は不満をもっています。
給与への不満の理由は「仕事の成果がきちんと反映されていないから」。
こんなにせっせと毎日働いているのに、なんで給料は少ないんだ…
この記事を読んでいるあなたも一度はそんなことを思ったことがあるでしょう。
必死に汗水流して働いても収入は増えない…、なんて人もいれば、
全く働いていないのに高い収入を得ている人もいます。
では、一体何がこの違いを生んでいるのでしょうか?
今回の記事では、そんな「働き方」にフォーカスを当てて、世の中には一体どんな働き方があるのか?
それを、“キャッシュフロー・クワドラント”という概念、
「ESBI」という世の中の働き方をわけた考え方に沿ってお伝えさせて頂きます。
キャッシュフロークワドラントとは?
まず最初に、キャッシュフロークワドラント、また「ESBI」とはどういったものなのかをお伝えします。
キャッシュフロークワドラント、「ESBI」は、ロバートキヨサキ氏著書の『金持ち父さん貧乏父さん』の中で提唱されている、
世の中にある働き方を”収入の得かた”で分類した概念です。
まず、キャッシュフロークワドラントとは、
〇キャッシュフロー=収入の得かた
〇クワドラント=四分割したもの
といった意味で、この、四つの収入の得かたを分けたものの頭文字が「ESBI」です。
収入を得る方法は、「ESBI」の4つのどれかに必ず当てはまります。
そして、お金が稼げるか稼げないかは、4つのクワドラントのどこに属するかで、大きく左右していきます。
まずは4つのアルファベットの意味から解説いきますね!
“E” 従業員(Employee)
労働者とは、企業に雇われて給料を得る収入の得かたをしている人のことです。
ですので、企業に雇われて給料(報酬)を得ている人は全員「Eクワドラント」です。
「Eクワドラント」の人の特徴は以下の通りです。
「時間」を切り売りして収入を得ている
「労働力」を切り売りして収入を得ている
人生の主導権が自分ではなく、勤め先の企業にある
「時間」を切り売り収入を得ている
労働者は収入を得るために時間や労働力を切り売りしています。
ですので、必ず会社に時間を拘束されることになります。
さらに、朝何時に出社して、何時まで働かなくてはいけないという、勤め先の会社によって決まりやルールがあるため、
必然的に自由な時間は少なくなります。
「労働力」を切り売りして収入を得ている
労働者は「月給20万円」と、“労働力”を切り売りして収入を得ています。
この収入の得かたでは、自分の労働力を切り売りしないとお金は得られないので、働く時間を増やさなければ収入は増えません。
しかし、働く時間を増やすと言っても限りがありますよね。1日は誰しも平等に24時間と限りがありますからね。
労働時間を増やした所で、大きく収入は増えないですし、企業に決められた報酬体形の中で収入を大きく上げる事は難しいのです。
人生の主導権が自分ではなく、勤め先の企業にある
会社に雇われて給料を得ている以上、基本的には会社中心の生活になります。
会社から、「交代制で」と言われれば従って、勤務時間を変えなくてはいけませんし、
急に会社をクビになったりしてしまうこともあります。
好きな時間に働いたり、自分が心の底からやりたいと思えるやりがいのある仕事をすることは基本的には難しく、
勤め先の会社にやることを決められます。
従業員としてのフローは特に安定した収入源になりますね。
与えられた業務の対価が報酬になる仕組みになります。
“S” 自営業者(Self employed)
自営業者とは「自分で事業」を行っている人のことです。
個人で飲食店やサロンなどのお店を経営している人や、独立して何かサービスを提供している人は「Sクワドラント」です。
「Sクワドラント」の人達の特徴は以下の通りです。
自分の「時間」を切り売りして収入を得ている
自分の「労働力」を切り売りして収入を得ている
人生の主導権は自分にある
自分の「時間」を切り売りして収入を得ている
自分一人のお店を経営しているので自分が働かないと収入は発生しません。
ですので、自分がどれだけ働くのかで収入が決まります。
たくさん稼ぎたいのであれば、その分自由な時間は少なくなっていきます。
自分の「労働力」を切り売りして収入を得ている
自分が働いた分が収入になるので、労働力を切り売りしていきます。
ですので、もちろん労働力を増やさなければ収入は増えません。
人生の主導権は自分にある
ここが少し労働者とは違い人生の主導権は自分にあります。
仕事内容、休暇、働く場所、環境も全て自分で決めることができます。
ですが、もちろん働かなければ収入は入ってきません。
その為、自由な時間を存分に確保仕切ることは難しいと言えます。
自営業としてのフローは成果を出すことで収入を得ているところになります。
“B” 事業主(business owner)
「ビジネス(事業)を所有する人」のことを言います。
例えばお店のオーナー、サロンのオーナーなど、基本的に現場には出ずに事業に出資をしたりして、
その事業の「権利」をもっている人です。
「Bクワドラント」の人達の特徴は以下の通りです。
権利収入が得られる
自由な時間がある
人生の主導権は自分にある
権利収入が得られる
ビジネスオーナーが事業の出資をすることで事業の基盤を作り、
労働者を雇う立場となり、その事業の権利を所有します。
ですので、その事業で発生するリスクも全てオーナーが背負う半面、
発生した利益もオーナーへと支払われます。
ビジネスオーナーは直接自分が働かなくても、
自動的に収入が入ってくる仕組みを持つことができます。
そして、収入が発生する仕組みをたくさん作ることで、
収入を増やしていくことができます。
自由な時間がたくさんある
人を雇い、事業を任せていくので、自分が直接働くことはありません。そのため、自由な時間が多くあります。
人生の主導権は自分にある
何をするにも全て自分で決めることができます。
さらに、時間が有り余るほどあるので、別の事業を始めたり、
家族との時間を過ごすこともできるのです。
” I “投資家(Investor)
投資家は、株や不動産などに投資をすることで利益を得る人のことを言い、
お金でお金を生み出して、収入を得ることができる人達を指します。
「Iクワドラント」の人達の特徴は以下の通りです。
権利収入が得られる
自由な時間がある
人生の主導権が自分
権利収入が得られる
投資家が事業に出資をすることで、その事業で発生した利益の一部を報酬として得られる権利が発生します。
最初に出資したお金を元に事業が拡大していけば、利益の数パーセントが投資家の収入となるのです。
事業に出資をするだけなので、その後の労働などは一切必要なく、
自動的に収入が入ってくるような仕組みを作ることができます。
このような事業の利益の一部を得る事のできる「権利」を増やすことで、
自身の収入も増やすことができます。
自由な時間がある
もちろん自分が働くことはなく、不動産や株など、自分ではなく、
投資したものが利益を生んでくれるので、時間は自由に使う事ができます。
自分の労働力や時間を切り売りせずに、収入を得ることができるのです。
人生の主導権が自分
有り余るほどの自由な時間とお金があるので、
自分の好きなことに時間とお金を費やす事ができます。
自分の人生を全て自分自身でコントロールすることができるのです。
キャッシュフローからわかること
ここまでESBIについて話してきましたが、ここからが大切な話です。
E・S・B・I はクワドラントになっておりますが、
2つグループに分けてフローを考えます。
E・S (従業員・自営業者)のキャッシュフロー
B・I (事業主・投資家)のキャッシュフロー
この2つのグループはフローの仕組みがまったく異なります。
E・S(従業員・自営業者) | 労働時間が収入になっている。 |
B・I(事業主・投資家) | 仕組みが収入になっている。 |
ES(従業員・自営業者)については自身が労働などの時間を消費して収入を得ています。
BIはどうでしょうか?
BI(ビジネスオーナー・投資家)については仕組みが収入となっているので
自分自身の時間は関係ない状態です。
一つの収入を得るに加えて新たな収入を作ることが可能なのです。
いわゆるレバレッジ(テコの原理)が効いている状態です。
事業主と投資家は一つの収入だけではなく新たな収入柱を作っていくことができます。
時間を消費していたら他の仕組みは作れませんよね。
ESBIの割合
各フローがそれぞれ収入を作り出す仕組みが理解できたと思います。
具体的に全体で考えてみると大きな差が生まれています。
所有財産 | 人口 | |
E S (イーエス) | 20% | 80% |
B I (ビーアイ) | 80% | 20% |
おおよそ2対8の法則が当てはまります。
資産があれば増やしていけるのが投資家であり、事業を展開すればより多くの資産が保有することがわかります。
E S(従業員・自営業者)を抜け出すには
順番としては、E→S→B→Iとジョブチェンジをしていくことで自身の成長と一緒に結果がついてきます。
E(従業員)あなたは、S(自営業者)に以降しなければいけませんね。
具体的には自分のビジネスを持つということが最初のステップになると思います。
そのためにするべき事は、
・自分のスキルをつける事
・ビジネスを探す習慣をつける
・ビジネスをしっかり理解する事
ビジネスを手に入れるにはしっかりと意識することが大切です。
例えばカフェ来店すれば、どのようなビジネスでカフェが成り立っているのかや自身の会社がどういう仕組みでのお金が動いているかなどです。
理解し、意識することで初めてビジネスが生まれます。
天から思考が降ってくる事はありません。
自分で考え思考する事が大切です。
B I(事業主・投資家)にたどり着くには
しっかりや自身のビジネスを手に入れることができたならば、
S(自営業者)→ B(事業主)にたどり着くに必要があります。
B(事業主)はとにかく仕組みが大切です。
仕組みを作り上げるのは簡単ではないです。
論理的観点から物事を考え常に自分が有利な位置にいなければいけない状態を作り出すことになります。
そのために必要なことは、
・経済の仕組みを理解すること
・仕組みを常に考えること
・目先ではなく目的のために積み上げること
この3つが大きなポイントになります。
仕組みは自分が作り、しっかりと稼動させなければなりません。
そのためには設計・実行・評価・改善(PDCA)を繰り返す必要もあります。
そして物事を論理的思考で捉えていかなければなりません。
まとめ
・E→S→B→Iの手順でジョブチェンジすること
・”E(従業員)”→”S(自営業者)” スキルをつける
・”S(自営業者)” →”B(事業主)” ビジネスを作ること
・”B(事業主)”→”I(投資家)” 大きな資金を作る事
ESBIは研究されたキャッシュフローです。
仕組みを理解しあなたがしっかりと考え行動する必要があります。
今はまず焦らず、E⇒S⇒Bのステップをふんでいきましょう。
まずは何より自分の力で稼ぐことが重要なのです。